また素晴らしい漫画に出会ってしまいました。
王様ランキング、心揺さぶられるストーリーで続きが気になりすぎてすごくソワソワしています。
人を見た目で判断してバカにしてしまったことが多かれ少なかれ誰にでもあるのではないでしょうか。
この王様ランキングの主人公、ボッジを見ていると、そんな過去を持つ自分がなんだかとっても恥ずかしくなりました。
それと同時に、久しぶりに心から応援したくなる主人公に出会えて心が暖かくもなります。
優しくなりたい人、強さが全てだと思っている人、そんな人に読んでもらいたい一冊です。
あらすじ
それではまずはあらすじを紹介します。
巨人の両親を持ちながら体が小さく、剣すらまともに振れない非力な王子・ボッジ。耳が聞こえず言葉も話せない彼は、周囲から王の器ではないと思われていた。しかし、「カゲ」という友を得たことでボッジの人生は動き出す。
Wikipediaより引用
巨人の両親から生まれたとは思えないほど小さな体、更には耳も聞こえず話もできない。
だから意図があっての行動も周りに理解されず、アイツはバカだと周囲に笑われ続けてしまう。
耳が聞こえないからどんな言葉をぶつけても分からないだろう。
そう思って酷い言葉を投げかける人もいました。
でもボッジには全て分かるんです。
相手の口の動きを読んで、どんな言葉を投げかけてきているのか理解しているんです。
ボッジは王様になることを目指して、重たくて振れない剣の鍛錬も一生懸命やってきました。
それでも周りは「アイツに王の器は無理だ」なんて口ぐちに囁きます。
ボッジは全てを理解しています、それでもずっとニコニコ笑顔は絶やしません。
そして一人になると我慢していた感情があふれ出して、悔しくて悔しくて涙が止まらなくなるのです。
カゲという友達
そんなボッジにカゲという友達ができました。
カゲは初めて出会った時から話ができないボッジの伝えようとすることを理解できていました。
カゲも最初はボッジをバカなヤツだから利用してやろうという気持ちで近づきます。
でもボッジのひたむきな姿に心を打たれ、どんな時でも自分はアイツの味方でいようと決心するのです。
一生懸命、剣の鍛錬に励み相手の動きを見切る術を身に着けたボッジ、だけど周りからは非難の声が上がります。
正々堂々と戦っていない、逃げてばかりで卑怯だ、相手をいたぶっている。
更には剣の稽古についていた師からも「それは王の剣ではない、汚い剣だ」と言われてしまいます。
悔しくて、非力な自分を責めていたところにカゲが現れてちょっと照れながらこう伝えたのです。
「人に何を言われようがお前のスタイルはあれでいいと思うぜ」
「オレはこれからどんなことがあってもお前の味方になりたいんだ」
この言葉にどれだけボッジが救われたのか…考えるだけで胸が熱くなります。
こうしてカゲはボッジの大切な友達になりました。
これからの展開
王は次の後継者にボッジを選び息を引き取りました。
けれどボッジを(彼女なりの優しさで)王にさせたくない王妃は、多数決で第二王子のダイダを次の王に決定します。
世界一の立派な王様を目指しているボッジにとってこれほど悔しいことはありません。
カゲにそのことを伝えようと思いましたが、カゲも姿を現さず…
それでカゲが姿を現さないのは城の中に捕らえられてしまったからだと気づいたボッジは急いで救出に向かいますが…
この後は第2巻へと続きます!
この漫画を読み終えて
心が揺さぶられる…!
自分の生まれながらのハンデにも負けず、そんな自分を恨んで卑屈になったりもせず、周りにバカにされてもヘラヘラ笑って我慢しているその姿に心が揺さぶられました。
心の中ではきっと色んなことを叫んでいると思います。
すごく一生懸命に生きる様を、そしてカゲとの出会いで彼がどんな成長をしていくのかすごく楽しみです。
ジャンプの主人公とかもそうなんですが、最初から最強キャラより、弱くても努力して成長していく主人公に心惹かれる傾向があるので、この作品も堪らないです。
ぜひ皆さんも読んでみてください!
それでは。
コメント