
全人類が突然、謎の石化現象により石になってしまった。
ようやく石化が解けたと思ったら、そこは石化してから約3000年後の世界。
人類が長年掛けて積み重ねてきた知恵も、技術も、芸術も、そして科学も失われた世界。
そんな世界で、あなたならどう生きていくのだろう。
あちらこちらに石化した人の像が転がり、野生の動物に囲まれ、着る服すらもない世界でどうやって…
こんにちは!アニメの放映で大ハマリしてしまったドクターストーン、続きが気になりすぎて12巻まで一気に読んでしまいました!
一体どんな話で、何がそんなに面白いのか、主人公の魅力とはなんなのか、自分なりに感じたことを書いてみたのでぜひ最後まで読んでみてください。
あらすじ
高校生の大木大樹は、以前より想いを馳せていた小川杠に自分の気持ちを告白しようとしていた。
その宣言を聞いた幼馴染の石神千空から心の籠っていない激励を受け、大樹は遂に杠を学校のクスノキの木の前に呼び出して告白に臨む。
ところがその刹那、突如空が眩く発光し、地球上の全人類が一斉に石化するという怪現象に襲われてしまう。
五感を失い身動きが取れない大樹は、「杠への想い」だけを糧に長い年月を耐え続けた末に自由な身体を取り戻すが、目前には樹木が生い茂り、風化した景色が広がっていた。
大樹は一足先に石化が解けて目覚めていた千空と再会を果たし、彼からこの世界が自分達の時代からおよそ3700年経過しているという現状、そして人類が消えて滅んだ世界で自力で文明を再建させるという決意を聞かされる。
ウィキペディアより引用しました、ここから千空たちの科学による文明の再建が始まり、物語が進んでいきます。
リアルな科学知識を駆使したサバイバルが凄い!
主人公の千空は幼稚園の時から科学に興味深々。
なぜどれだけ歩いても月は自分の後ろをついてくるのか、何を調合したら何ができるのか、その知識は凄まじいものでした。
高校生になったその頭の中にはおそらく全人類の科学知識が詰まっていたといっても過言ではないでしょう。
そんな千空のサバイバル生活は、科学の知識が火を噴きます!
千空は仲間の力を借りながら、ねこじゃらしからラーメンを作ったり、わたあめを作ったり。
電気を生み出し、病人を治す薬を作り、視力の悪い者にはガラスを使ってメガネまで作りあげてしまいます。
更には暖炉・水車・携帯電話・パン・船などなど…巻数が進むにつれて科学による文明もどんどん再建されていくのです。
しかも面白いところは、それらを作り上げる描写に手抜きがないこと。
例えば携帯電話、これを完成させるのに必要な材料はプラスチック・バッテリー・基盤・真空管・コイル・マイク・イヤフォンです。
文明が止まったストーンワールドでは、それらを全て手作りしなければならないのですが、ちゃんとそれらを作り上げる素材集めからしっかり描かれているのです。
そして千空の口から出る科学ワードの数々がまたすごい…!
氷酢酸だの無水酢酸だのアニリン・クロロ硫酸・P-アセトアミドベンゼンクロロスルホン酸だの…私だけではなく、ドクターストーンの登場人物たちの頭にもハテナがいっぱい浮かんでしまうくらいの謎ワードの数々!
最初は着る服すら無かった世界で、気づけば航海できるぐらい立派な船を作り上げるところまでいきました。
千空の知識だけではなく、仲間の力があってこそここまでこれたので、その流れの描き方も感動です。
科学って面白いんだなとあなたも絶対に思うはず!
主人公・千空の魅力とカリスマ性が凄い!
この漫画の面白いところは科学知識はもちろん、主人公にもあります!
まずは言わずもがなの豊富な知識量と洞察力。
頭がめちゃくちゃに良く、見ていて気持ちが良いくらいです。
そしてゲスいところも最高、こういう行動をすれば相手はこう動く…人の弱みにつけこむのもお手のものです。
普段は科学一筋で冷静、取り乱すことも少なく自分の感情についても多くを語りません。
寂しさや不安、悲しみや焦りといった感情も1コマにさりげなく描かれるくらいで見落としてしまうくらい。
でも、そんな彼には次第にたくさんの仲間が増えていきます。
千空の側にいれば不自由な生活をしなくてすむぞ!なんて損得感情を持った者はおらず、ただただ純粋に千空が好きで側にいたいと思う仲間が増えていくんです。
それは何故か、それは表にはあまり出さないけれど、千空がとっても仲間想いだからです。
寒さで手がかじかんでしまう子がいれば、石炭を取り出すついでにとか言って暖かい暖炉を作ってしまう。
これも戦略だとかいって、敵の女の子にわたあめをおすそ分けしてあげたり…
素直じゃないけれど、そういう行動の数々が千空の一番の魅力だと思います。
めちゃくちゃにイカした男が主人公なのでこの漫画が面白くないわけがないですよね。
はぁ~~~好き!
千空を取り巻くキャラの個性が凄い!
千空もかなり個性的ですが、それに負けないくらい個性の強いキャラがこのドクターストーンを一緒に盛り上げてくれています。
霊長類最強の高校生やメンタリスト、巫女や船長などなど…
個人的にかなり好きなのはメンタリストのあさぎりゲンです。
ゲンはメンタリストということで敵との交渉や仲間のメンタルケアなど、大活躍。
そして薄っぺらい言動の裏に仲間想いな気持ちが強く、ムードメーカー的な存在でもあります。
千空と共闘してゲスさを爆発させたりするシーンも面白い!
そして唯一千空の一瞬の表情を読み取り、千空のメンタルをさりげなくケアしてくれる存在でもあります。
私はもう…仲間想いのキャラが大好きなので堪らないですよ。
見ていて優しい気持ちになれる…
終わりに
ドクターストーンの面白さ、凄いところをまとめてみたのですが、いかがでしたか!
アニメが最高に面白いし、主題歌もしびれるくらいカッコイイ!
その原点である原作の漫画もとにかくめっちゃ面白かったので興味のある方はぜひ読んでもらいたい!
最近のジャンプ作品には脱帽です、なんだか小学生に戻った気気分。
それだけワクワクする作品に出会えている…ありがとう週刊少年ジャンプ…!
では、また次の記事でお会いしましょう!
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