ここは今から倫理です。の1巻レビュー(ネタバレ注意)

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https://books.rakuten.co.jp/rk/9c1ad869ea1435ec84ee1a8f784e1f5e/より引用

「倫理」とは人倫の道であり、道徳の模範となる原理。

学ばずとも将来、困ることはない学問。

しかし、この授業には人生の真実が詰まっている。

死が近づいた時とか。

宗教とは何か。

より良い生き方を考える。

幸せとは何か。

ジェンダーについて。

いのちとは何か。

どうですか、別に知らなくてもいいけれど、知っておいた方がいい気はしませんか。




この漫画に出会ったきっかけは、デジタルコミックの1巻無料試し読みからでした。

表紙が好みだったのと、ちょっと気になるタイトル。

何気なく読み始めて、気づけばその日のうちに書店で最新刊まで購入していました。

この漫画はぜひ紙媒体で読んでもらいたい…!

久しぶりのドストライク作品、本当に出会えて良かった作品です。

そんな漫画、雨瀬シオリさんのここは今から倫理です。の感想を今から書いていきます。








この漫画は倫理の担当教師、高柳先生と様々なことに悩める生徒のお話しが1話完結で書かれています。

その悩みは様々で、レイプされて自殺を考える生徒。

いじめに遭い、将来は「いい先生」になることを目指しながらもなかなかその理想像に出会えない生徒。

周りの人間が全てバカに見えて仕方がない生徒。

同級生を殴ってしまい、周りに責められながらも、よく生きるために必死な生徒。

夜遊びばかりで学校では寝てばかりの生徒。

そんな生徒一人一人に、倫理を通して寄り添い、救いの手を差し伸べる高柳先生。

高校の頃にこんな先生がいてくれたら、この漫画に出会えていたらなぁ…と本気で思いました。

難しい話は苦手なので、高柳先生が話す倫理の授業の内容はなんとなく言いたいことは分かるような…んー?と思いながら読んでいますが、生徒の心を救う時の高柳先生の言葉は胸に刺さります。刺さりまくります。

なのでちょっとその高柳先生の名言を紹介したいと思います。

彼氏だと思っていた大学生に、薬を飲まされ輪姦されてしまった八木まりあ。

忘れようとしても忘れられなく、その辛さから彼女は飛び降り自殺を図ろうとします。

飛び降りようとする八木まりあを見つけた高柳と、まりあと同じクラスの酒井美由紀。

美由紀は、輪姦された事を告白したまりあに、気が動転してしまい、

「バカじゃないの!?そっ…そんなの死ぬ事に…命の重さに比べたらちっちゃい事じゃないか!!」

と口走ってしまいます。

そこですかさず高柳が「違います!!」と。

恋に破れても…家族が死んでも、いじめられても、就職に失敗しても、仕事がイヤでも、お金がなくても、人生が…退屈でも!!

それがどんな理由でも命に換わる程重い絶望になるんです!!

あの網の向こうに行く為に どれ程の覚悟が必要なことか…

雨瀬シオリ ここは今から倫理です。1巻より



よく自殺したニュースが流れると、そんなことで死ななくてもいいじゃん…と言っている人を見かけます。

だけど、それがどんな理由であれ、その絶望の重さは抱えた人にしか分かりません。

絶望の中で決めた決断を軽んじたり、軽蔑したりせずに、それを覚悟だと言ってくれた高柳にとても救われました。

この漫画には、悩みを抱えた私たちに寄り添ってくれる言葉や考え方がたくさん、散りばめられています。

今が辛い人はこの漫画を読んだら少しは人生が生きやすくなるかもしれません。

ぜひ、読んでもらいたいです。


そして、私は、高柳先生の魅力にどっぷりとハマってしまいました…(笑)

まず、ミステリアスな見た目、悲しげな表情!

最初はあまり表情を崩さず、落ち着いたしゃべり方なので、あまり感情を表にだすことが無いクールなキャラなのかな?と思っていましたが…

話が進むにつれ、見た目に反して生徒に対する情熱や想いがすごくてもうっ…本当にこの倫理の授業を受けている生徒が羨ましいよ!!!

そして意外と表情が変わるんです、そこのギャップも堪りません。

セクハラになるから背中をさすってやれないと話す高柳に、生徒が前に手を触ったことを指摘すると

「…あれはオフレコで!」

とちょっと照れ笑ったときは私も恋に落ちましたね。

あとは副流煙が大嫌いな他の先生にタバコを注意され、慌てて換気する姿とか、普段のクールさが崩れる瞬間が愛おしいです。

最後に、1巻で一番好きな高柳先生の表情を描いたのでそれを載せて終わります。

これは高柳が、地理の小林先生に喫煙可の社会科準備室から追い出されてしまって困っていることを生徒に相談した時に、その生徒から「…タバコを辞めるっていう選択肢はないんですか…?」と言われて見せた、すごくショックを受けたときの表情です。




それではまた、次の倫理の時間に会いましょう

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